ガバナーメッセージ

ガバナーから国際ロータリー第2840地区会員の皆様へ

国際ロータリー第2840地区2026-2027年度 ガバナー 竹中 隆

はからずも2年続けてガバナーを務めさせていただくこととなりました。

前年度、ガバナーとして、クラブ、会員の皆様へ、それぞれの経験や実践の積み上げの必要性を訴えさせていただきました。二年目のガバナー年度を迎えるにあたり、前年度から何を積み上げ、何を加えるかが、最大の悩みとなりました。

前年度、マリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴ2024-25年度会長エレクト、フランチェスコ・アレッツォ2025-2026年度会長から“Unite for Good 「よいことのために手を取りあおう」”、そして今年度、オラインカ・ハキーム・ババロラ2026-2027年度会長から“Create Lasting Impact 「持続可能なインパクトを生み出そう」”、RI会長メッセージとして、ロータリー、ロータリアンが向かう道を示されました。

“Unite”と“Lasting”は、ロータリーのビジョン声明の中に見られるワードです。

“Together, we see a world where people unite and take action to create lasting change — across theglobe, in our communities, and in ourselves.「私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。」”

このビジョン声明に、ロータリーの理念、行動の全てが表されていると感じています。

ロータリーは、それぞれの地域で、地域の課題の解決を目指さなければなりません。ロータリーで示される成功例は、遠い地域の深くて重い課題の根源に目を向けたものが多いと思います。私たちの地域の課題は何でしょう。その課題に気づき、その現象の解決に向け行動するだけでなく、根本的な原因にも目を向けることが必要です。

ロータリーの使命の中に、“平和を推進する”とあります。

平和とはどの様な状態をいうのでしょう。

平和について考えるとき、平和学における興味深い定義があります。

平和学の創始者であるヨハン・ガルトゥングは、平和を「暴力の不在」と定義しました。そして、 消極的平和と積極的平和という考え方も示しました。消極的平和とは直接的な暴力(戦争など)がな い状態を指し、積極的平和とは直接的暴力に加えて、貧困、差別、搾取といった構造的暴力や、それらを正当化する文化的暴力もない状態であるとしています。

ロータリーでは、平和を、それぞれの尊厳が保たれた状態と考えるようです。

フランチェスコ・アレッツォ会長は「信頼+理解+正義が存在する状態」「それぞれの文化的アイデンティティが保たれた状態」であるとされ、個人の尊厳の大切さ、そして、そうでない場合には「奪われた尊厳を取り戻す」ための行動が重要であると説かれました。

私達は、その実現、その目的に近づくために行動しています。

私達、ロータリアンが、クラブで、個人で行なっている行動、私たちの振る舞いが、ロータリーの求める平和につながっていることを信じて、行動していきましょう。

ババロラ会長エレクトは、私たちの行動から生まれるインパクトを意識するよう呼びかけられています。インパクトとは、“ロータリーの活動によってもたらされる長期的で好ましい変化”であるとされています。変革理論に基づく“インパクトを実現させるための「積み木」”によると

投入リソース →結果 →成果 →インパクト

とプロジェクトの各段階を位置付けています。

ロータリーの求めるインパクトと少し違うかもしれませんが、私は、インパクトとは、プロジェクトの実施、完了を経て、直接携わらなかった人々の心の中やその地域に全体における変化、気付きや思いが広がることなのではないかと解釈しています。

もう一つ、ババロラ会長は、より歓迎的な姿勢をと述べられました

“DEI”から“参加促進”へキーワードは変わりましたが、多様な価値観を認め、否定せず、お互いを認め合う姿勢が必要です。まさに、インクルーシブ!です。積極的に賛同する必要はないかもしれませんが、否定はしない、そういう価値観もあるのだなと思うことが大切なのでしょう。

ロータリーの基本はクラブにあると言われます。クラブを形成しているのは会員です。

ロータリーに入会したからといって、ロータリアンなのでしょうか。ロータリーの目的、ロータリーのビジョンを理解し、実践、行動することによって、ロータリアンとなっていくのではないでしょうか。そして、会員がロータリアンとしてのプライドを持つことが最も大切だと考えています。

026-2027 年度も、地区内会員の皆様には、語る、語り合うことを意識してロータリー活動をしていただきたいと考え、地区スローガンを「ロータリーを語ろう2.0+」とさせていただきます。

語り合っていただくキーワードは、、“帰属意識” “インパクト”“ビジョン”“ミッション” “平和””とさせていただきます。

帰属意識から参加促進へ。インパクトとは。クラブのビジョン。会員それぞれのミッション。より深く、より熱く、ロータリーを語ってください。そして、我々の地域における活動がロータリーの最終目標である平和へと繋がるイメージを膨らませてみましょう。

“+”を加えたのは、語るから参加。参加を促すだけでなく、参加者の意識を変えられるよう働きかける。地域を巻き込む、地域への広がりを意識する。これらへの展開を願ってのためです。

ガバナーのミッションは、クラブ、会員を鼓舞することであると考えます。地区内の会員が、クラブを愛し、クラブの仲間との出会いを喜び、活動を楽しむ。それに改めて気付き、それを求めて活動してもらえるように、会員に語りかけ続け、環境を整えられるようサポートいたします。

「会員を増やしてください」「寄付をしてください」とお願いするより、もっと本質的な、大切なことだと思います。そう思って、気づいてもらうことによって、活気あるクラブ、会員の充実したロータリーライフに繋がると信じています。

ババロラ会長は、「自分を変えられれば、クラブと地区を変えられます。地区を変えられれば、地域社会を変えられます。そして、地域社会を変えられれば、世界で、地域社会で、自分自身の中で、持続可能なインパクトを生み出すことができるのです」と訴えています。

私たちも、次世代のために、共に、皆で手を取りあい、より良い世界、より良い地域社会を築くことを、目指しましょう。

ガバナープロフィール

竹中 隆

Takashi Takenaka

生年月日 1961年12月24日
住所 群馬県高崎市
職業 株式会社 竹中組 代表取締役社長
学歴 早稲田大学 政治経済学部 卒業
公職
  • 2014年~ 群馬経済同友会 幹事
  • 2019年~ 一般社団法人 高崎法人会 監事
  • 2021年~ 一般社団法人 群馬県経営者協会 常任評議員
  • 2023年~ 一般社団法人 群馬ニュービジネス協議会 副会長
ロータリー歴
【クラブ】
1996年7月
高崎北ロータリークラブ 入会
2012-2013年度
高崎北ロータリークラブ 幹事
2017-2018年度
高崎北ロータリークラブ 会長
【地 区】
2004-2005年度
社会奉仕・環境保全委員会 委員
2010-2011年度
IT委員会 委員
2011-2012年度
地区副幹事(安藤ガバナー年度)
2019-2020年度
国際大会推進委員会 副委員長
2020-2021年度
国際大会推進委員会 委員長
2021-2022年度
公共イメージ委員会 委員長
2022-2023年度
国際大会推進委員会 委員長
2023-2024年度
ガバナーノミニー
地区戦略計画委員会委員、地区三役員連絡会議委員
2024-2025年度
ガバナーエレクト
地区運営連絡会議副議長
会員組織強化委員会副委員長
2025-2026年度
ガバナー
ロータリー財団 メジャードナー(レベル2)