国際ロータリー第2840地区2025-2026年度 ガバナー 竹中 隆
組織において、その継続と発展は共通した課題だと考えます。その組織が、組織を構成するメンバー、存在する地域から必要とされ続けなければ、消滅する可能性が常にあります。
ロータリーも例外ではありません。クラブの会員にとって魅力ある活動、クラブが存在する地域にとって価値あると認められる活動を通じて、必要な存在であり続けなくてはなりません。そのためには、普遍的な価値を守り、時代の趨勢に対応する知恵を見出し、変化を受け入れなければなりません。
ロータリーが求め続けてきた普遍的な価値とは、何でしょうか。改めて、“ロータリーの目的”を確認すると、
とあります。
このロータリーの目的と、ロータリアン一人ひとりの心に問いかける“四つのテスト”、ロータリーの中核的価値観を土台として、ロータリーのビジョン声明、並びにその中に示された優先事項と目的の達成を希求しつつ、変化することで、必要とされる組織であり続けることを目指しましょう。
変化に対しては、何をどのように、何を目標に、変えていくかの視点が必要です。必要と思われる変化を見つけ出し、それに向けて計画的に推進するための行動計画に基づいた戦略、指標作りが重要だと考えます。
2025-2026年度、地区内会員の皆様には、語る、語り合うことを意識してロータリー活動をしていただきたいと考え、地区スローガンを「ロータリーを語ろう」 とさせていただきます。
会員の皆様に、誰と、何を語っていただきたいかは、
です。
その目的は
でしょうか。
ガバナーの役割と何でしょう。
ロータリー章典(19.010. ガバナーの具体的な任務と責務)によると
とあります。
加えて、私は「地区内のクラブ、会員を“鼓舞する”」ことにあると考えます。
地区内クラブの活動の充実、地区内会員のクラブライフ、ロータリーライフの充実のために、クラブ奉仕があるように、私は、ロータリアンへの奉仕を献身的に行います。ロータリーの価値の向上、会員のクラブ、ロータリーへの帰属意識の強化、会員自身の中でのロータリーの優先順位、プライオリティーの向上のために、RIの方針を、分かりやすく、丁寧に説き続けます。
マリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴ2025-26年度会長は、2025年国際協議会で次のメッセージを発信されました。
「Unite for good」「よいことのために手を取りあおう」
あわせて、「ロータリー会員は行動人です。私たちは変化が起こるのを待つのではなく、自ら変化を起こします。行動人とは、何をするのでしょうか。私たちは、よいことのために手を取りあいます。」と、定義されました。
マリオ会長エレクトは、メッセージの中で会員増強に注力することを強調され、いくつかのキーワードを示されました。「革新」「継続性」「パートナーシップ」です。
ロータリーも、会社や他の組織と同様に、その発展には、変革、改革が必要です。戦略的な計画を立て、実践し、検証する。その実行のプロセスを常に意識することが重要であり、それには、マネジメントも不可欠であり、マネジメントに必要なツールやメソッド、視点を取り入れなければなりません。効果的な戦略を立案するには、マーケティングも必要かもしれません。
ロータリーの組織は単年度制です。しかし、クラブの会長やガバナーが以前の活動を全て否定するような選択をすることは誤りだと思います。事業達成に向けた事業主体(クラブ)の統一された意思、決意に裏付けられた次代に引き継ぐべきものがあるはずです。それらを組織内で醸成し、蓄積する必要があると考えます。
革新と継続は表裏一体であり、正に「不易流行」であります。あわせて、継続のための変革には、新しい価値観、新しい血も必要であるため、常に組織の新陳代謝も意識しなくてはなりません。
パートナーシップが、地区の運営だけでなくクラブの運営にも重要であると考えます。ネットワークの構築と言い換えてもいいかもしれません。現在の活動をクラブや地区内の他の部門、外部の組織と連携、協力することで、より効果的な成果を得られるはずです。
ロータリーを取り巻く様々な変化を受け入れ、革新し、皆で手を取り合って、活動を通じ地域にインパクト(ロータリーの活動によってもたらされる長期的で好ましい変化)を与えようではありませんか。
竹中 隆
Takashi Takenaka
生年月日 | 1961年12月24日 |
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住所 | 群馬県高崎市 |
職業 | 株式会社 竹中組 代表取締役社長 |
学歴 | 早稲田大学 政治経済学部 卒業 |
公職 |
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ロータリー歴 |
【クラブ】
【地 区】
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ロータリー財団 | メジャードナー |
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