地区運営方針

ガバナー、地区としては、

  1. クラブの視点、会員の視点の理解、共有し、クラブや会員にとって、価値ある存在となるよう双方向の情報交換を行い、地区運営に反映いたします。
  2. ローターアクトクラブを含む、新クラブの設立に取り組みます。
  3. ロータリーへの信頼が高まり、ロータリーの高い価値観が評価され続けるよう、ロータリーのリブランディングを目指した計画の策定をいたします。
  4. 現在、財団系委員会で提供していますが、クラブ、地区の事業の立案、実施に資する情報ツールとして「地区リソースネットワーク」の開設の検討に着手します。

クラブに対しては、

  1. クラブ戦略計画の実践を通じて
    • クラブを継続させるために必要な会員規模、予算規模の確認
    • クラブを発展させるために必要な基盤の拡大に向けての方針の策定
    • クラブで実施している奉仕活動が、クラブ、会員、地域にとって価値ものであるかの検証
    • 価値ある奉仕を実行するために必要な資金確保のための財団寄付等の目標設定
    • 会員を増強するために、地域における良い評判形成の方策の検討
    • クラブ戦略計画のロータリーの行動計画に基づいたブラッシュアップ、更新
    • クラブの将来へ向けた目標、目的のクラブ全会員での共有
    • ロータリー以外の協力者とのパートナーシップの構築
    • クラブの成果、実績課題解決のプロセスの蓄積
    • 会員の家族のクラブ事業への参加促進
    • クラブ優秀賞の受賞
    • ロータリー財団補助金の活用
  2. 1のクラブ全員が共有したこれらの目標を、3-Year Rolling Goals、クラブセントラル等をツールとして推進すること、クラブ行動計画推進者による進捗状況の確認を促します。

会員には、

以下のことをお願いします。
  1. 各会員の活動の記録、目標設定、進捗の確認ツールとしてのMy Rotaryへの登録
  2. My Rotaryのラーニングセンターによるロータリー知識、情報の取得
  3. 自身のロータリー、クラブへの帰属意識の再確認、強化
  4. 家族のクラブ事業への参加

ガバナー補佐には、

以下のことをお願いします。
  1. クラブと地区の懸け橋となり、クラブの発展、継続を支えること
  2. クラブへの依頼事項を、分かりやすく、丁寧に伝えることと合わせて、それらをクラブと共に推進すること
  3. 新クラブ設立に向けた、分区内の情報の収集

地区委員会へは、

  1. 以下の事項を意識した事業計画の推進をお願いします。
    • 他の関連する委員会との連携の強化
    • クラブ、クラブ委員会への地区プログラムの目的、活動の発信による価値の共有
    • プロジェクトを実施する上で、それがクラブ、会員にどんなリターンをもたらすか
    • 委員会活動の成果をどうインパクトのあるものにしていくか
    • ロータリー以外の協力者とのパートナーシップをいかに構築するか
  2. 委員会を以下の視点を持って運営することも、あわせてお願いします。
    • 委員会内における過去の成果等をどう蓄積し、繋いでいくか
    • 委員会の運営をどのようにマネージメントするか

会員増強について、

マリオ会長エレクトからは、具体的な目標数値の提示はありませんでした。

2023年10月の理事会において、ロータリー創立125周年を記念して、2030年7月1日までにロータリークラブの会員数を125万人に、2024年10月の理事会でローターアクター125,000人という会員増強目標を採択したので、それに向かって取り組むことは共通の目標であるとの認識なので、改めて示す必要は無いとの考えでしょうか。

クラブテーマについて、

マリオ会長エレクトは、国際協議会でメッセージを伝えました。それに関連してMy Rotaryのスピーチとリソースの項目の2025-26年度メッセージとロゴの資料に、「地区とクラブのテーマまたはメッセージ:クラブと地区は、独自のテーマやメッセージを作成するのではなく、ロータリー全体の会長メッセージを使用する必要があります。これは、一つのボイスで一貫したメッセージを発信するためです。クラブと地区が策定したそのほかのテーマは、年次会長メッセージに置き換えるか、廃止する必要があります。」と掲載されています。

しかし、英語の原文を読むとここまで強い表現でなく“should”とあるので、置き換えることを推奨するくらいに私は解釈しました。ただ、会長エレクトは、ロータリアン全員が一貫性のある統一されたメッセージでロータリーのストーリーを伝えるべきであると述べられています。

地区数値目標

基本的には、クラブが決定し、3-Year Rolling Goals、クラブセントラルに掲げた数値目標を確実に達成することをお願いします。ただし、クラブの目標が以下の数値を下回っている場合は、以下の数値に目標を置き換えてください。

・会員増強 各クラブ会員純増 2名

・寄付   ロータリー財団 年次寄付              150ドル以上/人

      ポリオプラス                    30ドル以上/人

      米山記念奨学会(普通寄付・特別寄付合計で)    16,000円以上/人

・My Rotaryの登録                      90%

第4期 戦略計画(2023―2026年)

【前 文】

これまで第2840地区では、第1期戦略計画「クラブを元気にしよう」(2023-2016年)、第2期戦略計画「魅力あるクラブをつくろう」(2017-2020年)、第3期戦略計画「地域社会とともに生きる元気で魅力あるクラブを実現する」(2020-2023年)に取り組み、大きな成果をあげてきました。

そして、いま私たちは、ロータリーの基本である「ロータリーのビジョン声明」(RI 2019年)(「私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人々が手を取り合って行動する世界を目指しています」)に示された優先事項の達成を目指すとともに、地区やクラブが策定する行動計画にしたがって、ロータリーライフを楽しみながら奉仕活動をしていきたいと考えています。

ポール・ハリスは言っています(1911年)。

「ロータリアンは言葉より行動に心を惹かれます」

さあ、ともに行動しましょう。

【地区のビジョン】

「誰もが歓迎され、尊重され、大切にされるクラブ作りの推進」

いまロータリーは、変化をしつづける国際社会や地域社会のニーズに適応するための能力を備えなければなりません。そのためには、地区やクラブがDEI(Diversity多様性、Equity公平さ、Inclusionインクルージョン)を培い、持続可能な良い変化を生み、人々が手を取り合って行動する世界を実現することが大切だと考えます。

【行動計画】

  1. 「より大きなインパクトをもたらす」
    • 私たちは、財団補助金などを活用してよりインパクトのある奉仕活動を行ない、ロータリーの公共イメージの向上を得て、クラブの活性化を図ります。
    • 私たちは、ロータリー財団や米山記念奨学会への寄付の必要性を理解し協力します。
      • ロータリー財団への支援
        年次基金への寄付1人      150ドル以上
        ポリオプラスへの寄付1人    30ドル以上
      • 米山記念奨学会への支援1人   16,000円以上
  2. 「参加者の基盤を広げる」
    • 私たちは、地区やクラブ行事への積極的な参加、他クラブとの交流や共同作業とそれによる充実感を共有して、会員の満足度を高め会員基盤の拡大や退会防止に努めます。
    • 私たちは、DEIを実践した魅力的で楽しいクラブ作りを推進します。
  3. 「参加者の積極的なかかわりを促す」
    • 私たちは、高潔性の価値観にしたがい、常に高い職業倫理を掲げてロータリアンとしての品格の向上を目指します。
    • 私たちは、各界のリーダーであることを自覚して、ロータリー行事に積極的に参加し、ロータリアンとしての成長を果たします
    • 私たちは、ロータリークラブ、ローターアクトクラブの参加者の連携を推進します。
  4. 「適応力を高める」
    • ロータリーのプログラムとロータリーが提供する体験を検証し、リアルまたはバーチャルでのつながりを大切にして、会合、学習、奉仕プロジェクトの効果を高めます。
    • ロータリーの重点分野での成果を目指し、さまざまな奉仕プロジェクトがより良い効果を上げられるように努めます。
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