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告別の辞
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月信最終14号に第2840地区ガバナーとして親愛なる地区ロータリアンの皆様にお別れのご挨拶を申し上げる可く筆を執って居ります。 パストガバナー高木 貞一郎先生を始め多数の先輩各位竝びに地区内45クラブの友人ロータリアンの皆様に導かれ激励され乍らこの一年間を過して参りました。任期を終えるに当りまして無限の思いをこめて謝辞を申し上げたいと存じます。 些かの抱負と大いなる不安の入り混った船出でございました。思いもかけない病気による途半ばの挫折も、各クラブを訪問致しました時の温かいおもてなしに感じた胸の昂りも今はすべて茫々たる往事の夢のようであります。しかし私の生涯に於いて尖光の輝やきにも似たその一駒は何時迄も楽しく又やるせない思い出として私の胸奥に残ることでありましょう。 2840地区のロータリアンの皆様まことに有難うございました。どうぞ皆様今後益々心を合わせてロータリーの発展のためにご活躍を賜りますよう祈念申し上げまして私の謝辞とさせて戴きます。 最後に母校の寮歌の一節を捧げます。 とどめとどめん術もがな 慕えど友の去りゆくを 何時か相見んよしもがな」 |
