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物質文明の底辺に広がっている精神的退廃が指摘される一方、ネット化とグローバル化が急激に進展している現代社会で、「ものごとを、どう行うか」つまり「モノ」や「カネ」よりも、現実的な知性の力(知的水準や見識、価値感や倫理観、そして人柄など社会的信用力など)を挙げて対処すべく、自他ともに強く期待して来た年度でした。 しかし、実際は無邪気と云わざるをえない善意が結果として、過ちを犯したことになったのではないか。 小さな成功にうぬぼれて、大きな失敗をしたのではないか。 大きな機構に固有の時代遅れの制約や慣例に捕われ、身動きできなかったのではないか。 まことに、腑甲斐のないことで反省のみであります。 「初め有らざるなし、克く終わり有る鮮し」であります。 |