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ハワイ沖に於ける「えひめ丸」遭難に関する一ガバナーの私見
関東・甲信越 地区ガバナー各位 謹啓 漸く春めいて参りました。 ガバナー各位におかれましては御清栄に渉らせられることと拝察申し上げます。 早速でございますが、此の度のハワイ・オアフ島沖に於ける実習船衝突沈没事故につきましては大変沈痛な内容でございまして、心を痛めて居ります。 この件につき、私は以下枠内のような考えを持つに到りました。 関東・甲信越地区ガバナー各位の御意見を戴きその結果により行動を起こしたいと思います。
この行動の手順
以上の手順を考えて居りますので、ガバナー各位の忌憚の無い御意見をお聴かせ戴きたくお願い申し上げます。御返事はE-mailで2840地区ガバナー事務所へお願い申し上げます。 平成13年2月26日 以上の趣意書を関東甲信越の全ガバナーにE−mailで発信しようとした矢先の28日、新聞で米政府の特使ファロン海軍作戦副部長が27日来日し、森総理と会談、ブッシュ大統領の親書を手渡した記事を読みました。 親書の要旨の中、ブッシュ大統領は「米国政府と米国民を代表し、この事故について謝罪と、深甚なる遺憾の意を再度お伝えします。 〜〜〜中略〜〜〜 私たちは「えひめ丸」を回収してもらいたいという家族の切なる思いに共感します。原因の十分かつ透明性のある調査を行うことを保証します。米国は再発防止のために必要な措置をとります。日本国民の皆さんに、この二つの点について最大限の努力を行うことを約束します。 〜〜〜後略〜〜〜 」と述べて居ります。 私はこの親書の内容を読んだ現時点で、私達日本人はブッシュ大統領の誠意と友情を信じ、次なる段階の交渉迄、事態の推移を静観するべきであろうと考え、Devlyn RI会長に、提案書を送る行動を中止することに致しました。 (13.2.28)
以上がこの度の「えひめ丸」遭難事故に関して一ガバナーがロータリアンの一人として真剣に考え、とりかかった行動の報告であります。 |