RI会長メッセージ

RI会長メッセージ

国際ロータリー第2840地区2021-2022年度 会長 シェカール・メータ

会計士であり、自身が設立した不動産開発会社「Skyline Group」の会長。カナダを本拠とする「Operation Eyesight Universal (India)」のディレクター。

災害救援に熱心に携わり、シェルターボックス(英国)の管理委員も務める。2004年のインド洋大津波の際には、被災した家族のために500戸近い家屋の建築を支援。

南アジアで1,500件以上の心臓外科手術を行ったプログラムを立ち上げる。インド全土での識字率向上をはかる「TEACHプログラム」の創設にもかかわり、このプログラムを通じて何千もの学校に支援を提供。

1984年にロータリークラブ入会。RI理事、各種委員会の委員と委員長、ゾーンコーディネーター、研修リーダー、ロータリー財団専門家グループメンバー、地区ガバナーを歴任。ロータリー財団(インド)の理事長も務める。

超我の奉仕賞、ロータリー財団功労表彰状と特別功労賞を受賞。

ラシ夫人と共にメジャードナー、遺贈友の会会員としてロータリー財団を支援。

会長イニシアチブ

平等とは、平和で豊か、かつ持続可能な世界を築くために必要となる基本的人権です。しかし、世界を見ると、女児と成人女性は保健や教育などの分野で不平等に直面しており、男性よりも高い確率で暴力と貧困を経験しています。ロータリーは、女児の健康、教育、福祉、経済的安定の向上に焦点を当てたプロジェクトを優先するよう、クラブと地区に奨励しています。生活改善のためのリソースを利用できるよう支援することで、女児を守り、その地位向上を図り、公平さを高めるプロジェクトに地域社会の人びとが参加できるよう、クラブ主導の取り組みや、地区補助金とグローバル補助金を活用した取り組みを行いましょう。

ロータリー奉仕デーを実施しましょう:ロータリー会員が地元の人びとと一緒に地域社会の改善に取り組むことのできる参加型の奉仕活動をぜひご計画ください。

会長主催会議に出席しましょう。2021-22年度に開催される一連の会長主催会議では、ロータリークラブや地区が地元や海外で実施している人道的活動にスポットを当てます。

2021年ロータリー国際協議会
シェカール・メータ会長エレクトテーマ講演要旨

「もっと行動し、もっと成長する」(DO MORE,GROW MORE)

私たちが共有するロータリーのビジョンに導かれながら、大きな夢に向かってくださるようお願いします。皆さんは、計画を立て、目標を定め、その目標を達成するようロータリアンにインスピレーションを与えてやる気を引き出します。その目標とは、会員を増やしてロータリーの参加者基盤を広げるという目標、そして、世界に奉仕してより大きなインパクトをもたらすという目標です。「もっと行動し」とは、より大きく、インパクトをもたらす奉仕プロジェクトを意味します。「もっと成長する」とは、会員を増やし、参加者基盤を広げることを意味します。

会員増強「each one, bring one」

過去17年以上、ロータリーの会員数は120万人のまま横ばいとなっています。力を合わせて、これからの17カ月間でこれを変えようではありませんか。会員増強という点で、今、ロータリー史上最大の変革をもたらす機会が訪れています。夢は、2022年7月1日までに会員数を130万人に増やすことです。この信じられないような目標をどのように達成できるでしょうか。その答えは、「each one, bring one」、つまり、今後17カ月間に各ロータリアンが新会員一人を入会させるようお願いすることです。全クラブのロータリアンがこれを実行すれば、そのそれぞれが「変革者」となり、新たにロータリアンとなる人の人生を永遠に変えることになるのです。

超我の奉仕と会長テーマ

私は常に、「超我の奉仕」というロータリーの標語に大きな感銘を受けてきました。この言葉は、人びとを思いやり、分かち合うことの大切さを教えてくれました。私にとって奉仕とは、自分よりもほかの人のことを先に考えることです。

ロータリークラブに入会したばかりの頃、手足が不自由な人のためのキャンプをクラブが実施しました。私の担当は、ハンドサイクルを受け取る人が、手で車輪をこぐ力があるかどうかを確認することでした。すると、ある人が地を這って私に近づいてきました。その人は足がなく、這うことしかできなかったのです。私は、彼の手を握りたくありませんでした。しかし、彼の手を握り、その後もやって来る人2、3人の手を握りながら、自分のことだけを考えていました。しかし、6、7人目の後に突然、この人たちが抱える苦境に共感し、彼らの痛みと困難を感じ、自分よりも彼らのことを考えるようになったのです。その瞬間、私は、単なるロータリークラブ会員から、ロータリアンになったのです。

ロータリーが私の心に火をつけました。自分の身の回りを超えたところに目を向け、人類全体を考えるようになりました。奉仕が私の生き方となったのです。“奉仕とは、自分がこの地上に占める空間に対して支払う家賃である”という信条を持つようになりました。

今日、奉仕のニーズはさらに高まり、明白になっています。来るロータリー年度には、人びとのために奉仕し、その人生をより豊かにするために援助していただけるよう、切にお願いいたします。この理由から、2021-22年度の私たちのテーマは、「奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために」(Serve to Change Lives)といたします。

女児のエンパワメント

次年度の焦点は「女児のエンパワメント」となります。ロータリーの中核的価値観の一つは「多様性」です。ロータリーの DEI(多様性、公平さ、開放性) に対する信念を表した公式声明もあります。多くの場合、女児は不利な立場に置かれることが多く、私たちが女児のエンパワメントに取り組むことが重要です。ロータリーはすべての子どもに奉仕しますが、特に「女児」に焦点を当てます。世界各地で女子は多くの問題に直面しており、リーダーである皆さんは、こうした女児が抱える問題にロータリーが取り組み、それを和らげるように導くことができます。

ロータリー奉仕デー

「もっと行動し、もっと成長する」ための会長イニシアチブが計画されています。すべてのロータリークラブとローターアクトクラブが、ロータリアンとローターアクター、そして一般市民の参加を促すための「ロータリー奉仕デー」を実施することができます。ご自宅に最も近い場所で開催される会長主催会議にご参加いただくとともに、「ロータリー奉仕デー」に参加するよう全クラブに呼びかけてください。ローターアクターとインターアクターにも参加してもらいましょう。ロータリークラブによる何千もの「ロータリー奉仕デー」を通じて、ロータリーの活動を世界に紹介しようではありませんか。

まとめ

ポリオ根絶活動、新型コロナウイルスとの闘い、大きなインパクトをもたらすプロジェクトに取り組み、かつ会員数を史上初めて130万人にするという課題は、チャレンジに満ちています。挑戦に立ち向かうのがロータリアンです。船は港にいれば安全ですが、船の目的は港にいることではありません。海に出てこそ、船の目的が成就されます。変革者の皆さん、人生とは冒険であり、メンテナンスではありません。

変革者の皆さん、準備は整っていますか? 大きなチャレンジに立ち向かう準備ができていますか? 奉仕する準備ができていますか? みんなの人生を豊かにする準備ができていますか? ともに奉仕し、みんなの人生を豊かにしていこうではありませんか。

RI会長プロフィール

シェカール・メータ
Shekhar-Mehta
  • 2021-2022年度会長
  • Calcutta-Mahanagarロータリークラブ所属
  • インド(西ベンガル州)

メータ氏は、現在の会員傾向には課題があり、会員増強がロータリーの最優先事項となるべきであると述べています。地域的な計画、ローターアクターのロータリークラブへの移行、多様性と女性会員の増加によって、毎年5パーセントの会員数純増が達成できると確信しています。

「世界の各地域に合った効果的な解決策を模索するために、大規模なブレインストーミングが必要です」とメータ氏。さらに、地域的な解決策を引き出すためには、各地域の価値観や文化を念頭に入れるべきとし、「1つのやり方をすべてに適用することはできない」と話します。

また、ロータリーが新しい地域や国に拡大していくことができると考えています。ロータリーの戦略計画の一部として、クラブが行動計画を用いることを奨励すると共に、ロータリーの中核的価値観を強化する計画です。

メータ氏はさらに、政府や企業とのパートナーシップ、ロータリーの重点分野を専門とする組織とのパートナーシップ拡大、テクノロジーへの投資に焦点を当てることで、ロータリーがより現代化し、適応力を高める必要があると述べています。

メータ氏は、自身が設立した不動産開発会社「Skyline Group」の会長で、会計士でもあります。また、カナダを本拠とする「Operation Eyesight Universal(India)」のディレクターも務めています。

災害救援活動に積極的に参加してきたメータ氏は、シェルターボックス(英国)の理事です。2004年に発生したインド洋での津波の後、被災者のための約500戸の家の建設を支援しました。南アジアで1,500件以上の心臓外科手術を提供したプログラムを立ち上げたメータ氏は、インド全土での識字率向上をはかる「TEACHプログラム」の創設にもかかわり、このプログラムを通じて何千もの学校に支援を提供しました。

1984年にロータリーに入会したメータ氏は、RI理事、複数の委員会の委員および委員長、ゾーンコーディネーター、研修リーダー、ロータリー財団専門家グループメンバー、地区ガバナーを歴任したほか、インド・ロータリー財団の会長を務めています。

超我の奉仕賞、ロータリー財団功労表彰状、特別功労賞を受賞しており、ラシ夫人と共にメジャードナー、遺贈友の会の会員です。