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雑感
地区副幹事

千木良 芳明(前橋西RC)
千木良 芳明


 年をとると月日の経つのは早い。いや苦労を逃げていたせいか・・・・・。

 地区ガバナー事務所スタッフとして、関口ガバナー、竹内地区幹事の下でお手伝いをさせていただいたが、あっという間の2年間であった。押し寄せてくる行事と難問をバッタバッタと切り進んでいく地区幹事、地区役員、そして(自分以外の有能な)副幹事連。ロータリーの高度な知識とか、過去の経験とかに囚われない、判断力と実行力を備えた一群からは、ささやかなロータリー歴でその活動を判断していた私にとってはいささかショックをうけました。

 ロータリアンがロータリー活動を自画自賛しても何の得にもならない。ロータリー以外の関係者からその存在価値を認められねば、私達の活動はただの時間と金の浪費でしかない。ロータリーの輪のなかでの楽しみも重要だが、結びついた輪から外に向かって光を発せねばその輪も溶けてしまうに違いない。ロータリーの歴史が100年にならんとしている事実が教えるのは、外に向かって光を放ち続けているロータリアンが数多くいたということに他なるまい。我々もその一人になれようか。輪を固く結び続けるのはガバナーの役目であり、地区の仕事であろう。しかし、輝かねばならないのはロータリアンひとりひとりである。頑なな努力でではなく、ささやかなほほ笑みが自ずから輝きを発することとなる。そんな仲間が輪になっているクラブを人をガバナー事務所スタッフの立場をいただき、たくさん拝見し接することができた。この2年間は自分にとっては過去の10年間にも値しようか。

 最後に、ガバナーはともかく、地区役員という立場も、地区幹事・地区副幹事なる立場も、これは勲章や名誉などではなく、奉仕のそのものであり、勉強の場以外のなにものでもない。ぜひとも若い方にこれらのお役目をお願いし、広く弾力のある、他から羨まれるような地区を形成していただきたいと切に思う。 この2年間に感謝して。
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