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ガバナー半途にして挫折するの記

関口 隆

 私は、今年7月1日からロータリー2840地区(群馬県)のガバナーに就任し、7月24日の伊勢崎東ロータリークラブを皮切りに県内のローターリークラブを公式訪問することを行なって居りました。公式訪問は元来、眞剱且厳肅にとり組まねばならないもので訪問する方も、訪問される方も、その精神的負担は相当なものであります。
 2840地区に45クラブ有り、予めたてられたスケジュールに従って1クラブづつ消化して行かねばなりません。
 ところが、10月の下旬になって可成りの体調の異変に気づいたのであります。それは高度の倦怠感と僅かでも階段を上ったり、小急ぎに平地を歩いた時、すぐ襲ってくる息苦しさであります。10年程前から、何かの拍子にやや息苦しくなること -----それは寒い、雪の積もった所で走ると気管の所が痛いような、苦しいような感じになることがありますが、丁度そんな感じであります----- があり、検査して別に異常がないということで放置して居りました。今度の異常は明らかに従来のものと違います。
 たまたま、此の秋の叙勲で勲章を戴けるという内示が10月下旬県からあり、11月3日公表になりました。諸般の事情を考えて、12月を待たず、11月20日前後に祝賀会をして頂くことになり、公式訪問の上にその準備も重なって11月上旬から多忙が続きました。11月17日友人のS.Drに診て貰ったら高度の貧血であり、すぐ入院、検査、治療が必要だと云われてしまいました。ここ迄来ては20日の祝賀会だけはやらなければ申し訳が立たず、21日(火)入院の段取りにして戴きました。
 これが、此の度の経過のあらましで、11月21日(火)午後3時群馬中央総合病院の外科病棟に入院したのであります。

(12.11.22記)