〝楽しまなくちゃ、もったいない〟
高崎ロータリークラブ
会 長 田中 久夫
〝noblesse
oblige〟(ノーブレス・オブリージュ)という言葉があります。かつて白洲次郎氏が好んで使っていたようですが、辞書では「位高ければ徳高きを要す」または「財産、権力、地位の保持には責任が伴うこと」と訳されていますので、ロータリーの目指す品格や精神とまさに合致していると思われます。
私たちは、ロータリークラブに対して、この精神性の存在を認め、多くの情熱と憧憬を持って入会しました。しかし、入会して数年も経つと徐々に経年劣化が起こり、初めに抱いた清廉かつ博愛的な気持ちが少しずつ薄らいでいくように感じられます。
そこで、クラブ創立60年を経た最初の今年度は、人が60歳を迎え還暦となるように、もう一度出発点に立ち返り、四つのテストに集約されたロータリアンの行動指針を真摯に実践していく1年にしたいと思います。私たちは何を求めてロータリークラブに入会したのか、クラブでは何をしたかったのか、などを皆さんと一緒に考えてみましょう。
ところで日頃から、私の行動基準は、「た」のしく、「な」かよく、「か」っこよく、の田中イズムです。会員諸兄の性格、経済、主義、嗜好などの小さなことには囚われず、皆さんと共に明るく仲良く楽しいロータリーライフを満喫していきたいと思います。きっと、今年度は思い出に残る1年になるに違いありません。
プロフィール
■1957年2月 高崎市生まれ
■学 歴
中央大学商学部会計学科卒業、明治大学大学院経営学研究科修了、横浜市立大学大学院経営学研究科修了
博士(経営学)
■現 職
公立大学法人高崎経済大学 理事・副学長・教授
さくらジャパン税理士法人 税理士・社会保険労務士・行政書士
ロータリー歴
〈クラブ〉
■1998年4月 高崎ロータリークラブ入会
■2009-2010年度 幹事
■2014-2015年度 会長
〈地 区〉
■2011-2012年度 米山記念奨学委員会委員
■2012-2013年度 世界社会奉仕・友情交換委員会委員長
■2013-2014年度 米山記念奨学委員会委員長
■2014-2015年度 同 上
〈財団・米山〉
ベネファクター
ポール・ハリス・フェロー(マルチプル)
米山功労者(マルチプル)
【クラブの目標】
笑顔と笑い声の溢れる例会にしよう! 皆が月曜日を待ち望むように!
1.竹内ガバナーの提唱する地区活動目標の達成
2.〝知・好・楽〟のススメ(論語:「子曰く、之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず。」)
趣旨:ロータリーの知識をただ詰め込むだけではなく、それを好きになり、さらには楽しむといった段階にまで発展していきましょう。
3.「know other clubs運動」(他クラブ例会メーク)の奨励・表彰
趣旨:他クラブの例会に積極的に参加し、クラブ間の運営方法の異同を比較して、参考にすべきところを吸収しかつ他クラブの仲間との親睦を図りましょう。
4.祝・北陸新幹線開通:姉妹クラブ・金沢百万石RCとの往復交流親睦事業の実施
5.「60+1(還暦プラスワン)記念例会」の開催(前橋RC・伊勢崎RC共催)
趣旨:60年前にチャーターナイトを実施した3クラブが再び一同に会し、その歴史を辿り、未来を語り、相互に理解を深め、親睦を増進しましょう。
6.米山記念奨学事業に理解を(米山梅吉記念館への訪問)
7.会員増強(特に女性会員):早期に100名の大台に
1年限りの提案
●例会後、ビューホテル1Fの喫茶室で、若手会員とのお茶会をしましょう。出席は自由。その会を〝皆和会〟(みなわかい)と称します。
●ゴルフ部の定例コンペを土・日に開催します。
●家族の参加を大切にします。夜間例会には積極的に家族の参加を促します。
また、家族を連れて、札幌近郊のRCおよびハワイのRCなどを訪問し、観光やゴルフを楽しみます。