第5分区I・M開催報告
国際ロータリー第2840地区
船曳 甫 (渋川RC) 
 第5分区のIMが2002年9月15日(日)渋川プリオパレスに於いて、それこそ盛大に感激をもって開催されました。

 第5分区IMは、最近の流れとして分科会方式ではなく、その年度のメインテーマに添った基調講演を中心とした全体会方式で行われました。
 参加クラブ第5分区7つのRCから夫々沢山の会員の御出席を得まして、賑やかに行われました。 ただ、水上RCは2人の参加申し込みがあったのですが、当日は誰も来られませんでした。 残念です。
 先ず、午後13時30分から14時まで30分間、開会式で幕を開けました。
10分間の休憩の後、14時10分から15時30分まで80分間、全体会が行われました。
 先ず、ゼネラルリーダーとして、直前ガバナーの清章司さんから御挨拶を戴きました。

そして、本日のメインである基調講演として、「慈愛の心」という題で、小田原にある曹洞宗大雄山最乗寺山主、石附周行師のお話を1時間お聴きしました。本年度のRI会長のメッセージである「慈愛の種を播きましょう」と関わりがある慈愛について、色々お話をして下さいました。

 その中で、後楽園の後楽について、本当の楽しみは、苦労してでもつくっても、一生懸命に行動した後に得られるものだと云う事。そして、もう一つ、地獄、極楽の話が印象に残って良かったと思われました。
 地獄の国での食事を観ましたら、各々が長い箸を使って懸命にガツガツ食べ物を食べようとするのですが、途中で食べ物が落ちてしまいなかなか、口まで持って来られない。それで地獄の人々はみんな痩せてがりがりである。

 一方、極楽の国へ行ってみたら、人々皆がゆったりして、適度に肥えていて楽しそうに食事をしている。 よく見たら、地獄と同じ長い箸を使っているのですが、その箸でつかんだ食物を自分ではなく他人の口に運んでいるのです。 だから、食物は落ちる事なく上手に相手の人が食べられる。ということです。

 基調講演のあと、各クラブからロータリー活動について意見発表がありました。1クラブ数分間の割当てですが、今年度の矢野ガバナーの4つの強調事項を夫々に取り上げて発表しました。「財団、米山への協力」「こども奉仕委員会の新設 」「会員増強と退会防止」等についてです。

 次いで10分間の休憩のあと、15時40分から30分間閉会式が行われました。ゼネラルリーダー清章司さんの総括では、大変お褒めの言葉を頂戴致しました。
 そして、又、10分間の休憩で会場を変更移動して、16時20分から30分、歓迎ミニコンサートとして、「歌とトークの楽しい一時」ソプラノ歌手、森永一衣さんの素晴らしい歌を聴きました。 きれいなよく透る音声で、オペラのアリア等、数曲の歌、そして合間にイタリアにおける面白い話等を披露しました。 会場の皆さんは大変静かにその雰囲気に心からのめりこむ様に聴きほれていました。

 17時から懇親会となりました。 近隣クラブとの親睦と情報交換を図るメインの楽しい集いの時間です。
 数名の地元の楽団の演奏も加わり、賑やかに楽しく交流が行われました。 1時間半近くにわたり、途中で帰る人も殆どなく、最後に輪になって、「手に手をつないで」を多勢で手を振りあって、名残りつきない会を閉会しました。

 大変充実した楽しい、そして実のある勉強会、情報交換を持て、素晴らしいIMであったと思われます。