第二分区I・M開催報告
国際ロータリー第2840地区
IM総務委員長 
方亀 歳晴
 国際ロータリー第2840地区第2分区のlMは、伊勢崎中央RCをホストとして9月8日(日)午後2時から伊勢崎市の群馬県総合教育センターにおいて、RI第2840地区矢野ガバナー、元文部大臣参議院中曽根弘文先生をお迎えし、約300人の会員参加のもと開催されました。

 今回のlMの運営形式は、従来の分科会形式から講演会形式に変わりました。 また、テーマは教育問題に対し、ロータリーがいかに関われるかということでありましたが、講演及び質疑応答の中から、その光明が見出せたように感じています。
 なお、運営形式に対する評価につきましては、ご参会皆さんのご判断にまつべきものがあろうと思いますが、今回のlMが次年度開催の『桐生赤城RC』 lM実行委員会の皆様のご参考に供すことができましたならば幸いに思います。
 以下、「まとめ」も含め、加久アシスタントガバナーの謝辞を引用させていただきます。
 

■アシスタントガバナー謝辞
国際ロータリー第2840地区 第2分区
アシスタントガバナー
加久 裕士
           
国際ロータリー第2840地区 第2分区の皆様、本日は誠にご苦労様でございます。
今回のIMにつきましては、矢野ガバナーの意向に沿いつつ、充実感のある内容のものとすべく心掛けてまいりました。 この趣旨を汲みつつ、ホストを務められました伊勢崎中央RCの皆様には、心から感謝を申し上げます。

 さて、矢野ガバナーの講話及び中曽根先生のご講演につきましては、極めて短い時間ではありましたが、当面する教育問題について、示唆に富んだお話を拝聴することができました。 お二方ともお話の中から垣間見られる真筆なお人柄、そして具体的かつ格調高いお言菜の一つ一つに、教育に対する情熱がひしひしと伝わってくる思いでありました。 また、各クラブからの質疑に対しましては、中曽根先生からわかりやすいご回答を賜ることができ、感謝の気持ちで一杯であります。

 ご承知のように、中曽根先生は文部大臣時代に『教育改革国民会議』を発足させ、17項目にわたる提言をなされたところであります。 このことは今でも教育改革の大きな柱であり、現在に至るも逐次、その実現に向けてご努力を傾注されていることに対し、敬服の念を禁じ得ません。
 さらに、中曽根先生のご講演の中で、とりわけ感銘深いものがありました。 それは、教育の原点は家庭教育にあると言われたことであります。 戦後の経済発展の陰で、子供達の心の問題、道徳や躾の問題等、私達、子供の親として無関心に過ぎはしなかったか。 また、矢野ガバナーの言われた不登校、いじめ、自殺、学級崩壊の問題等々は、古い時代の私にはとても想像できないことばかりであります。 社会の一構成員として、また、ロータリアンの一人として、私達はいかにその問題解決への役割を果たせ得るかが問われているところでありましょう。

 矢野ガバナーは、ガバナーに就任されるや、いち早<その点に着目され、強調事項の一つに掲げられたわけであります。 今回のlMがその目標達成の一助になり得たならば、この上ない喜びとするものであります。

 結びに、中曽根先生が講演の冒頭でお触れになりましたが、先生の奥様のご尊父は、豊島東RCに所属され、本年度、第2580地区のガバナーを務められているとのことであります。 このことからも、ロータリーとは縁浅からぬ先生でありますので、今後ともよろしくご指導、ご鞭撻の程お願い申し上げますとともに、先生の益々のご活躍、ご健勝を心からお祈り申し上げます。

 本日、IMのプログラムが滞りなく進行できましたのも、ご参会の皆様の絶大なるご協力の賜物であります。本日は大変お世話様になりました。