こども奉仕委員会設置と活動について

          新世代奉仕委員会 委員長 川生 宏
               こども奉仕委員会 委員長 疋田 博之

はじめに
この委員会は、矢野ガバナーエレクトの新世代奉仕に関する基本方針に基づき、新世代奉仕委員会のもとに活動を開始する委員会で、2002−2003年度に各ロータリークラブに設置が期待される委員会です。
矢野ガバナーエレクトの「こども奉仕委員会」の設置に関する要望は、概略以下であります。

1)週休二日制の完全実施とボランティア活動の義務化によって、学校生活の中で、こども達の奉仕活動のあり方が変わっていこうとしている。

2)新世代の子供たちは、この激しく価値観変わっていく時代にあっても「生きぬく力」をもって、たくましく育ってほしい、そして、社会奉仕を体験しながら相手の痛みを知り、やさしい心を持って、次の世代を担ってほしい、そんな思いを込め、子供たちの学校での体験学習、実践における奉仕活動を、ロータリアンとしてサポートしていただきたいと思っている。

3)この目的のためは、学校教育に係わりのもったロータリアンが望ましいわけで、特に教育関係者、教育協力者並びに学校医、学校歯科医、学校薬剤師などのロータリアンが当面その活動の主力となり、道筋をつけてほしい。

以上が矢野エレクトの趣旨でありますが、この事業を達成していただくためには、こども奉仕委員会を早急に5月中に立ち上げていただき、6月には会議をもち7月よりの活動に備えていただくことが、ぜひ必要となります。またローターアクト、インターアクトを有しないクラブでは、この活動を新世代奉仕のひとつとして位置付け、今まで比較的かかわりの薄かった小中学校のこどもを、ロータリーの奉仕の対象としていただくことも、大変有意義なことと考えています。活動として、以下のような手順が考えられます。


1. こども奉仕委員会の設置について
 こども奉仕委員会は、クラブごとに充分協議のうえ数名の規模で設置していただくことを基本とします。委員には学校に密接なかかわりのあるロータリアンが適当です。当初@学校経営者、教師、PTAなど教育関係者、A学校医、学校歯科医、学校薬剤師など学校保健関係者等で組織していただきます。
タイムスケジュールに従い、直ちに活動計画を立て、行動を開始してください。事情でどうしても委員会を設置できないときには、担当者を置いて、活動理念の伝達とこども奉仕体験作文コンクール応募のための学校訪問活動をお願いします。

2. 活動目的
こども達の健全な心身の育成は、人類の明るい未来社会のために欠くことのできないことです。また次世代を担うこのこども達に対して奉仕のこころを育成することは、ロータリアンにとっても重要な責務であります。又、同時にこの機会を捉えて学校長をはじめ学校関係者にロータリークラブの精神と意義を理解して頂くことも重要な事であります。

3.方法
ロータリーの活動として、家庭内に直接アプローチする事は、困難性があるところから、教育現場からのアプローチが大切となります。
今期、こども奉仕活動は、特に総合学習の時間を移用して体験学習や休暇中の奉仕体験にロータリアンが直接的に又は間接的に係われることがあれば、ぜひ積極的に係わっていくようなことを期待しています。
ロータリアンは、まず地域の学校(学校長又はそれに順ずる役職)にアプローチし、学校の体験学習又は休暇中の奉仕体験などについて、どのように考えているか、どのような計画かあるのか、懇談を申し入れ、話し合うことが大変重要であると考えています。
その話し合いの中で、必ずや何かわれわれのロータリー精神と共感できることがある筈です。できるならば例えば、社会科授業の一環として、又学校指導の総合学習の一環としてロータリーが積極的な手助けを申し入れるのも有効な方法です。又「このような奉仕活動がありますよ」といった相談にのり、直接、その活動に参加するとか、適切な助言してその可能性を追及していただきたいと思います。
 (参考資料は別紙)。

4.教育委員会と協力して
この事業は、県教育委員会の了承が得られており、今回の作文コンクールとその表彰事業はロータリークラブと県教育委員会との共催事業となっております。従って県教育委員会から県下の各小中学校宛に公文書を発送してこの事業への参加を呼びかけていただくことになっております。

各ロータリークラブが小・中学校の訪問に際しては、ガバナーからのこども奉仕委員会活動趣意書(別紙1)と作文コンクール募集要項(別紙2)をご持参いただくことになります。
 尚、県下各小中学校には県教育委員会から今回の行事に対する応募の依頼と県下各ロータリークラブの名称・住所電話番号・会長名等の一覧表(別表)が送られておりますのでロータリークラブが担当する以外の小中学校からも応募されることも考えられます。その際は最寄りのロータリークラブを通じてガバナー事務所まで提出いただくことになりますので、連絡を受けたロータリークラブは当該の小中学校と充分な情報の連絡をとっていただきたいと思います。

◎ 参考活動例
(1) 校長にロータリーの奉仕の理想を分かりやすく説明し、共通点を協議する。
(2)こども達の奉仕活動を手助けする。
   A.福祉施設での奉仕体験
   B.自然、街頭での清掃等の奉仕活動
(3)こども達のいろいろな体験を手助けする
   A.職場訪問をコーディネートし、職業に対し真剣に取り組むことの大切さを理解してもらう。   (自クラブ会員より可能な職場をリストアップする。)
(4) 一緒に話合いの集会を持ち奉仕活動に対する理解を深める。
  『語ろう・・・・集会』生きる、働く、やさしさ、親子、愛する、介護などをキーワードとする。
   
◎こども奉仕体験作文コンクール・タイムスケジュール

(1)こども奉仕委員会委員長並びに担当者会議・・・・・・5月21日
 詳細説明(矢野ガバナーエレクト事務所にて)

(2)学校訪問開始…・・・・・・・・・・・・・・・・・〜7月1日より
 学校長面談・活動協議及び作文コンクール出展依頼

(3)奉仕活動参加又は支援・・・・・・・・・・・・・・・7,8,9月

(4)作文締め切り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9月10日

(5)審査〔別紙3〕・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9月下旬

(6)地区大会二日目午前中表彰式・・・・・・・・・・・・10月20日
 (賞状作成、記念品は、矢野ガバナー事務所が用意する)

【こども奉仕委員会活動趣意書】 別紙1

 学校長各位
  
 時下ますますご清栄にご活躍のこととお喜び申し上げます。
さて、ご存知のようにロータリークラブは、1905年米国シカゴにその端を発し、ポールハリスが奉仕の理想を掲げて組織した世界的組織です。
活動は、幅広く社会奉仕、職業奉仕、国際奉仕、新世代奉仕等あり、特に近年は、次世代を担う若者の育成に力を注いでおります。
今年は、こども育成に力をいれ活動をする予定でおりますが、貴学校の児童生徒の奉仕活動等などございましたら、ロータリークラブの奉仕の精神ときっと合致するものと確信いたします。
ぜひ今年は、奉仕活動をリンクさせ学校とロータリークラブの奉仕の相乗効果が生まれれば、これにすぐるものはありません。貴学校にロータリアンが訪問しますが、ぜひご協議いただき、その協力の可能性をご協議いただきたいと思います。
また子供たちの奉仕活動の感想など作文にし、「こども奉仕体験作文コンクール」にご応募いただき、優秀者を、10月20日開催の国際ロータリー第2840地区2002-2003年度「地区大会」において表彰したいと思っております。
なおこの事業は、県教育委員会との共催事業であることを付け加えます。

                                   国際ロータリー第2840地区
                                       2002-2003年度      
                                        ガバナー 矢野 亨 

【こども奉仕体験作文コンクール募集要項】 別紙2

                      主催 国際ロータリー第2840地区(群馬)
                      共催 群馬県教育委員会

○作文対象:社会への奉仕活動
 @ 学校生活における身近な奉仕体験活動。
 A 家族で体験した奉仕活動。

 ※体験形態は、グループ体験、個人体験を問いません。

○応募対象:群馬県下各小学校・中学校児童・生徒
     個人またはグループ代表

○応募字数:1200字程度
 住所・氏名・学校名・何年何組を必ず明記して下さい。

○応募方法:各学校で取りまとめて、担当(もしくは最寄りの)ロータリークラブを
 通じて、矢野ガバナー事務所までご送付下さい。
        (ロータリークラブ連絡先一覧表 別紙4参照)
 
○応募締め切り:平成14年9月10日(当日消印有効)

○表彰式:平成14年10月20日午前中
      国際ロータリー 第2840地区 2002-2003年度 「地区大会」
      桐生市市民文化会館「シルクホール」にて

○送付先:問合せ先
 矢野ガバナー事務所 376-0011 桐生市相生町5−493
 (福)希望の家―のぞみの苑内
 電話 0277−55−5288  FAX  0277−55−5289
 メール yano.gov@kibounoie.or.jp

【審査について】 別紙3

(1) 審査員メンバー
 ガバナー
 教育委員会
 幹事、副幹事
 新世代奉仕委員長
 こども委員会委員会
 上毛新聞社

(2)表彰
 小学生の部・中学生の部それぞれに最優秀賞1及び優秀賞3〜5 

○ その他応募作文は参加賞。

(3)審査方式
 全応募作文について予備審査(一次)を行い選別されたものに対して、
 本審査(2次)を行い、受賞作を決定する。