地区協議会に寄せて

 国際ロータリー第2840地区
          ガバナー 清  章 司

 わが国の4月は、事業年度の始まりであり、どういう分野にあっても心新たに行動に取りかかる時期であります。ロータリーの年度は、これより少し遅れて7月からのスタートになりますが、すでに地区ティームセミナー“PETS”を修め本日は、矢野年度がスタートするための、微に入り細に亘っての謂わば研修の仕上げであります。この地区協議会こそ矢野ガバナーエレクトがアナハイムの国際協議会で世界中のガバナーエレクトと学び研修されたことを次年度の当地区運営に生かし、抱負、指針、を皆様に示される協議会であります。

 既にRI次期会長のテーマは示されております。久々にアジア地区からの会長であり、最善のサービスは「どれだけ沢山の物を与えたかではなく、どれだけ満ち溢れる慈愛をこめて人に与えられるか」と言うヒューマンなコンセプトを示されております。

 このことに付きましては、矢野ガバナーエレクトから篤と強調されることと思いますが、ロータリーの根底に流れる思想は「友愛と奉仕」であることにも変わりはありません。今日の研修を通して2840地区の次年度をリードする皆様が、通常のロータリアンの他にリーダーシップなるものを修得され、新年度にその力を発揮されますことを冀うものであります。


 「明日ありと思う心のあだ桜、夜半に嵐の吹かぬものかは」
 学んだことは、すぐその場で噛み締め、今すぐ理解、感動が得られているうちに自分の心にしっかり焼き付けておきましょう。そして7月から美しい大輪が開きますことを祈念し協議会に寄せる言葉といたします。