顔写真 国際ロータリー第2840地区
2004-05年度クラブ奉仕委員長 生方 璋
会員増強、退会防止について
 毎年のように、会員減少が重要課題として取り上げられています。この傾向は日本 だけでなく、アメリカ、ブラジル、メキシコ等世界的傾向となっています。来年、ロ ータリー創立100 年を迎え、日本も大正9 年、東京ロータリークラブが承認されてか ら85 年たちますが、順調に推移してきたロータリーが、この重大な局面をむかえた 原因が何であるか、真剣に考えなければなりません。職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕 を実践し、ポリオプラス、識字率向上、貧困救済等偉大な功績を残し、更なる奉仕に 向かって努力しているロータリーに対して、感動しない人はいないと思います。しか し、一般社会の人達はロータリーに対しての認識が殆どありません。もっとPR を行 い、多くの人達と共同した奉仕活動をしていく必要があります。
 会員増強は単なる会員増加が目的ではなく、会員基盤の維持増強、即ち、ロータリ ーを愛し、友情、親睦、団結で結ばれ、奉仕の理想を推進する真のロータリアンの集 りでなければなりません。過去の成果をたたえると同時に、原点にかえってロータリ ーを見直す時だと思います。時々刻々と世の中が変り、考え方も変っていく中で、そ の時代に順応したロータリーでなければなりません。21 世紀委員会の答申をみると、 従来の踏襲を尊重しがちなロータリアンにとって、ハッと心を打つ指摘が沢山ありま す。ロータリーは各クラブが主体です。これらの事を心にふまえ、次なる100 年にむ けて、新しい風を吹き込んで、取り込んでいく必要があります。
 会員増強も必要ですが、むしろ退会防止に力を入れるべきだとの声を聞きます。 2840 地区で、毎年約100 人の人が退会しています。その原因を調査すると、他の会 員との違和感、疎外感、例会をはじめイベント行事が前例主義でマンネリ化している、 会費、ロータリー財団、米山奨学会等寄付の金銭的な問題があがっています。どうし たらよいかの設問に答えてくれた人は数人ですが、家族ぐるみの親睦、懇親にもっと 力を入れたら・・・、例会出席は義務である事はわかっているが、義理的でプラスにな る情報が少ない、昼食時は仕事上時間がとりにくい等の意見を話してくれました。 創 立100 年をむかえる今、ロータリーは大いなる改革の時期が来ていると思います。 このことはRI の問題でなく、ロータリアン一人一人が意見を出し合って、更なる 100 年に向かって、原点に帰り新たな活動を起さなければなりません。
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