顔写真 国際ロータリー第2840地区
ロータリー財団委員長 清 章司
ロータリー財団月間によせて
 今世紀に入り国際ロータリーとロータリー財団の全世界における活動は、益々その重要性を増してきています。歴史的には1917 年のアトランタ国際大会での提案に始まり、1928 年の国際大会でロータリー財団と名づけられ、1931 年には信託組織となりました。そして1983 年に米国イリノイ州法の法令のもとに非営利財団法人となりました。
 ロータリー財団の正式名称は、「国際ロータリーのロータリー財団」で国際ロータリーと法的に組織は違ってもその目的、使命、活動は両者一体のものであります。
 ロータリー財団では、奉仕活動と資金調達が車の両輪です。この両者があって始めて貧困や飢餓、病気や障害に悩み苦しんでいる全世界の人達に対して世界理解と平和に貢献するという私達の目的を達することが出来ます。私達は、この奉仕活動と資金調達は、車の両輪であると言う言葉を充分かみしめ、理解し、そして実行する必要があります。
 2000 年2 月のロータリー財団管理委員会ではロータリー財団の使命である国際レバルの奉仕活動に加え、地域レベル、全国レベルの活動が追加され更にロータリー財団活動の基盤と範囲が広がりました。
地区ロータリー財団委員会の組織
 その役割と責務が2003−2004 年から大きく変わりました。当地区は、下記の7 委員会を3 委員会に集約し、積極的に活動しております。

高木委員長 補助金、奨学金
島津委員長 年次寄付、恒久基金
槻岡委員長 GSE、ポリオプラス、学友会、ロータリーカード

 当地区内においては、地区チーム研修セミナー、PETS、地区協議会、更には、8 月29 日に行われました地区ロータリー財団セミナーにより使命と活動、募金についての研修を行いました。複雑な委員会でありますが腰を据えた委員会活動をお願いしている所であります。
ロータリー財団国際親善奨学生の選考
 この奨学金は、ロータリー財団発足以来民間レベルとしては、世界最大規模の奨学制度であり、ロータリーの最も誇りとする教育的分野の奉仕プログラムであります。人道的プログラムが、現在全世界で悩み苦しんでいる人達の今に必要な奉仕プログラムであるのに対し、未来の平和な世界をリードする人達を育てるプログラムであると言えます。
 今年度は、各クラブから推薦された6 名の応募者の中から1 年奨学生2 名、マルチイヤー1 名、合計3名の奨学生を内定いたしました。彼らは、05−06 年にそれぞれ志望する学校へ留学することになります。いずれ劣らぬ優秀な学生でありその選考には大変苦慮いたしました。留学先との文化交流、親善大使としての資質等、総合判断の結果はやはり衆目の一致ということで3 名を選考いたしました。
地区補助金
 2002 年−2003 年の3 年間試験的プログラムとしてCAP(地域援助プログラム)が実施され国内または地区内の社会奉仕プロジェクトにロータリー財団が補助金を出すという画期的なものでした。これが着実に発展し、一定の成果をみることが出来た為、前年度(2003−2004)より地区補助金という本プログラムになり本年は2 年目になります。
 折に触れ、クラブの皆様には充分その活用方法につき研修しているところであります。地区補助金の使途としてふさわしいプログラムを多くのクラブで計画して頂き地域へのロータリーの浸透に務めて頂きたいです。
寄付の要請と目標の遂行
 本年度の当地区年次寄付目標額は、年次寄付220,000 ドル
 Every Rotarian Every Year 毎年あなたも100 ドルを(決議04−157)に基づき1 人100 ドルを目標としています。また元金には手をつけず将来のための恒久基金は5000 ドルを目標としています。尚この恒久基金には、既に山崎ガバナーが率先垂範され、10,000 ドルの大口寄付をお寄せいただいております。
 3 年前からRI の強調事項が2 つあります。2002−2005 年に識字率向上プロジェクトでは1 クラブ1000ドル、ポリオ撲滅募金キャンペーンでは会員1 人150 ドルのいずれも3 年目の最終年度になります。ご自分のクラブを振り向いて足元を確認してみて下さい。
ロータリーカードのご加入を
 2002−2003 年度よりロータリー活動を支援する目的と知恵を使った寄付行為をするということでクレジットカードを発行することになりました。年会費10,000 円のゴールドカードのほかに年会費不要のスタンドカードの2 種類があります。日本の場合カード会員が10000 人になりますと利用金額0.3 パーセントが自動的にロータリー財団に還元され、寄付されることになります。後日カード会社よりご案内を予定しております。ぜひご入会をお願いいたします。
 目まぐるしく変わるロータリー財団でありますが、世界は常に変化しています。変化に対応したプロジェクトが出来るということは、機を見て敏なる財団とご理解頂き、更なるご尽力をお願いし、ロータリー財団委員会の報告といたします。
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