ポリオプラス委員会2016-2017年度

委員長 内山  均

委員長 内山  均(前 橋 東)
委  員 橋谷 晋治(高 崎 北)
委  員 牧  謙良(渋川みどり)
担当幹事 市村 信也(藤 岡 南)


 2013年の手続き要覧第12章「ポリオプラス」には「ポリオプラスは、国際ロータリーの特別プログラムであり、撲滅の認定が達せられるまでは、他の全てのプログラムに優先される」とあります。

 1979年ロータリーがフィリピンで最初ににポリオに関わってから37年、RIがロータリー創立80周年(1985年)を期にポリオ・プラス計画を開始してから30年以上が経過しました。これまで何度か最終段階に入ったといわれ、事実計画スタート当初は125ヶ国で年間35万人の発症がありましたが、昨年のナイジェリアでポリオフリーの宣言がなされ、残る常在国はアフガニスタンと、パキスタンの2ヶ国となり、本当に「あと少し」の段階になりました。

 近年では、別表の発症例数が示すとおり、2014年に359件あった発症数が、2015年には約5分の1になり、本年も現時点では、常在国の2例のみとなりました。これまで人類の歴史上、感染症の撲滅例は、天然痘だけと言われています。これに続いてポリオを撲滅させることは、WHO・ユニセフとポリオ撲滅の取り決めをしたロータリーの国際社会との約束です。

 当初はロータリー創立100周年の2005年にも「撲滅宣言」か、ともいわれましたので、達成が遅れています。しかしここに来て本当に「あと少し」の状況になりました。

 この地球上から、ポリオ撲滅宣言がなされるまで、全ロータリアンの協力が必要です。ぜひ豊川年度においても、1人あたり30ドル以上の寄付をポリオにお願い致します。

 ロータリー財団の最優先事項である「ポリオ撲滅」まで、クラブと地区はロータリー財団の補助金とプログラムを通じて世界をよりよい場所に変えていきます。そのため豊川年度での当委員会の活動には、第一目標である「ポリオ撲滅まであと少し」を推進し、「10月24日・世界のポリオデー」をクラブ・地区で祝える活動を企画してまいります。

  1. ポリオプラス基金寄付1人US$30以上を依頼
  2. ポリオプラスの広報を各クラブに対して行う
  3. 地区のポリオプラス募金活動を積極的に行う
  4. 地区研修・協議会や、R財団セミナー等で啓蒙活動に取り組む


【野生株によるポリオ症例数】


 2016年2月24日現在
  国 名 2016年1月1日~2月24日 2015年(通年) 2014年(通年)
常 在 国 パキスタン 2 54 206
アフガニスタン 0 20 28
常在国以外 ナイジェリア 0 0 6
赤道ギニア 0 0 5
イラク 0 0 2
カメルーン 0 0 5
シリア 0 0 1
エチオピア 0 0 1
ソマリア 0 0 5
世界合計   2 74 359