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国際ロータリー第2840地区
2011-2012年度
ガバナー 安藤 震太郎

  3月11日、14時46分頃に発生したM9.0の大地震は日本中に止まらず世界中に大きな衝撃と悲しみを与えました。大地震に伴う大津波により、犠牲者は想像を絶する数となり、原発事故への不安と恐怖は、世界中に広がりました。電力は不足し、ガソリン・水・食料・薬は極端な買占めにより流通が止まりました。まさに今、日本は国全体の危機を迎えております。果たしてこの未曾有の危機に我々ロータリアンは何ができるのでしょうか。

また、我々皆の「何か力になりたい」という思いをどのように形にするべきなのでしょうか。 本年1月の国際協議会において次年度のRIテーマがカルヤン・バネルジー会長エレクトより【こころの中を見つめよう 博愛を広げるために】と発表されました。 「博愛」とは、簡単に言えば「全ての人を平等に愛する心」つまりは「皆のため」を思う心とも言い替えられると思います。これについて会長エレクトは、『「博愛の心」というDNAを持っているのは人類だけである。だからこそ大切なのである』とも述べております。

 我々は皆、今回の大災害を目の当たりにし、今こそ団結し助け合う時だと考えたはずです。地震発生直後からボランティアを志願する人は後を絶たず、たくさんの物資や義援金が日々集まっています。今、日本国民の博愛の心のDNAははっきりと目覚めています。「何か力になりたい」という強い気持ちを皆が自覚している今こそ、我々ロータリアンがその思いを具体的に形にする方法を考え、場を提供しなくてはなりません。我々の存在意義が今試されているのです。

私が次期ガバナーとして皆様へ一番にお願い致したい事は「積極的全員参加」であります。そこで、地区運営に関し、また被災地支援に関して皆様よりぜひアイディアをいただきたいと思うのであります。事業を通じて地域で生き、多種多用な職業の会員を持つ我々ロータリークラブだからこそ成し得る事は必ずあるはずです。福田ガバナー年度でもすでに会議・行事等の自粛や縮小により少しでも被災地への手助けをというガバナーの方針が実行されております。 次年度でもその方針を継続するとともにロータリー財団資金・地区運営資金においても最大限被災地復興のために回せるよう、現在思案しております。

 残念ながら悲惨な大災害が起こった過去は変える事ができません。しかし助け合うことで明日を希望あるものに変える事はできます。それにはまず私たち一人ひとりが意欲と希望を持って活動しなくてはなりません。そして家族へ、友人へ、地域へロータリーをもっと伝えようではありませんか。「博愛を広げる」担い手は他ならぬ私たちなのです。