東日本大震災ボランティア

私は、高崎東ロータリークラブの杉浦です。

9年前から趣味でチンドン屋をしています。

3月11日の大震災から1週間程してから、チンドン屋の仲間から被災地の人達にチンドン屋の力で何か出来ないか?との話がありました。

でも、私は、今はチンドン屋で元気になってもらうよりも衣食住が先と考え、5月の連休に行くことにしました。

部員との約束どおり5月2日〜4日に被災地に行くことが出来ました。

実際に見た被災地は、地震よりも津波で壊滅的打撃を受けたことが良く分かりました。

テレビのモニターを通して見てきた風景と360度見渡す限り瓦礫しかない世界とはまったく違うものでした。

1日目名取市、2日目陸前高田市、3日目石巻市とそれぞれの場所で6回ほど興業が出来たと思います。

こんな形でチンドン屋の趣味が役に立つとは思いませんでした。

避難所の体育館、駅前、練り歩きをした街中、いたる所で「どこから来たの」「楽しいそうだね」「感謝のおひねりだよ」などと声をかけられました。

きっとチンドンの持つ懐かしさが心にほっとしたものを灯したのだと思います。

私達は、今後も被災地や避難所で不自由な生活をしている人達に少しでも元気になって頂けるように活動して行きたいと思います。(実は、私達が元気を頂きました)

まだ、収束までには永い時間がかかる福島原発事故で大変な思いをしている方々にもチンドンでお役に立ちたいと思っています。

心の底から「がんばろう、東北!」「がんばろう、日本!」を実感した3日間でした。